今から約46億年前、小さな惑星が衝突を繰り返し誕生したのが地球です。
生まれたての地球は地表温度が1500度以上。地表には鉱物が溶けたマグマの海ができ、水蒸気、二酸化炭素、窒素からなる大気で覆われ、液体の水は存在していませんでした。地球が現在の大きさに近くなると、地表は徐々に冷えていき、火山ガスに含まれる塩酸ガスや亜硫酸ガスが溶け込んだ大気中の水蒸気は、酸性の雨となって大地に降り注ぎ、海を形成していきました。大地に含まれていた鉱物もまた海に溶けだし、地球上のほとんどの元素を含んだ海の原型が出来上がります。